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情報の取り方
インフォメーションとインテリジェンス

この世界は資本主義で成り立っている。ピラミッドの上にいる人としたにいる人は何が違うのだろうか? 学歴?仕事?家柄?資産?
もしあなたがそう考えているなら一生金持ちにはなれないだろう。
その違いは「情報」だ。富裕層と貧困層が得ている情報は全く違うのである。
実は情報には種類が2つある。「インフォメーション」と「インテリジェンス」
辞書に載っている解説は以下のとおりである。
インフォメーションは素人にとってはそのまま使えない情報、つまり天気予報における「湿度」や「気圧配置」などのデータにあたる。
一方、インテリジェンスは何かの行動のために使うことのできる情報のことであり、それは天気予報における「明日の天気」にあたる。
『戦略原論 第11章 インテリジェンス―戦争と情報』 p.306 より引用 着色引用者
敢えて料理に例えれば、インフォメーション(情報)とは、産地から取ってきたままの野菜、魚、肉等の「料理の素材」であり、そのままでは必ずしも食するのに適さないものである。
これに対して、インテリジェンスとは、これらの素材が調理されて皿に盛り付けられ、「直ぐに食べられるまでに準備された料理」なのである。
『インテリジェンスの基礎理論』 p.15 より引用 着色引用者
ここでは経済に特化した解説をしていこう。
インフォメーションとは一般的に手にできる情報。テレビやラジオや雑誌やインターネットなどの情報だがこれはだれかによって作られている情報だ。
インテリジェンスはこれに対して誰かによって操作されてない情報。生の情報だ。
私たちは普段インフォメーションに振り回されて生きている。
雑誌の売れ筋ランキング、芸能人のテレビCM、インターネット広告
例えば、2月14日は何の日か知っているだろうか?
チョコをプレゼントするというバレンタインデーである。
これはチョコレート会社の「GODIVA」のマーケティングである。
12月25日は何の日か知っているだろうか?
プレゼントあげたりパーティーを行うキリストの誕生日クリスマスだ。
これは「コカコーラ」のマーケティング戦略である。
このように何気なく行っている行動が誰かのマーケティングだったりする。
インフォメーションを参考に起業する人がたまにいる。ネットでみた情報商材、投資商材、雑誌で見た株やFXなどなど
これがもし本当に希少価値のある情報なら、一般に公開されるだろうか?あなたが取っているってことは他の人も知り得る情報だろう。
インテリジェンスとは一般に公開されていない。なので自分で探さないといけない。ではインテリジェンスとはどこにあるのだろうか?これは個人がもっているクローズの情報だ。情報が一般公開されてはもう遅い。
では質の高い情報はどこに行けば手に入るのだろうか?これはその分野のアッパー層に聞けばいい。こと経済に関して言えば、お金を稼いでる人の情報を取ったほうがいいのは明らかだ。
ここで大事なのはお金持ちでもレベルがあるということだ。
近所の八百屋も経営者だし、石油王も経営者だ。あなたはだれから学びたいでしょうか?当然、トップレベルの経営者から学んだ方がいいだろう。
しかし起業する人をみたときに、国内で、しかも資産家ランキングにも入ってない経営者の話を鵜呑みにして起業する人が後をたたない。自己啓発セミナーや起業セミナーなたぐいだ。本当に参考にすべきなのは以下の様なFORBS資産家ランキングの上位者。
