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Eクワドラント(employee)
一般企業や役所に勤めて賃金を得ているサラリーマンのことです。
とにかく安定と保障を求めています。
仕事の安定と昇格の保障、収入の安定と昇給の保障、生活の安定と休暇の保障・・・。
お金に関しては超保守的。冒険など絶対にしません。
ロバート・キヨサキが言うには、このEクワドラントの人の「安定」「保障」というのは、「恐怖心」の裏返しだそうです。
「お金や仕事のこととなると、不確実な恐怖を感じるのは絶対いやだという人が多い。だから安定を求める」と言っています。
Sクワドラント(self employed) (small business owner)
自営業者、専門職のことです。
とにかく何でも自分でやらないと気がすまない、絶対に他人に任せられないタイプの人たちです。
自分よりうまくやれる人間はこの世にいないと思っているようです。
お金に関しては、無頓着な人が多く、どんぶり勘定の人も多くいます。
お金よりも仕事のほうが大事。仕事ができることに喜びを感じます。
他人に任せられないので、繁盛すればするほど時間がどんどんなくなってきます。
なお、医師や弁護士、売れている芸能人、一流のプロスポーツ選手等の高額所得者もこのクワドラントにいます。
Bクワドラント(business owner)
ビジネスオーナーのこと。
一般企業の社長のことではなく、システムを持っている人のことです。
そのシステムから永続的に権利的収入(不労収入)を得ている人のことです。
そして、そのシステムをコントロールする権限を有し、システムを運営するために人を雇っている人のことです。
ここのクワドラントの人は、基本的に直接その仕事はせずに、他人にやらせてます。
優秀な人を探し出し、雇用し、自分の代わりに働かせています。
そういう意味では、Sクワドラントとは対照的です。
だから、たとえ一年間まったく仕事をしなくても、収入は増え続けるのです。
このように書かれると、嫌悪感を示す人が多そうですが、実際は雇用を生みだして多くの従業員を抱え養っていることになりますので、社会に対して大きく貢献していると考えられます。
例をあげれば、カーネル・サンダース、ビル・ゲイツ、孫正義や三木谷浩史のことです。
Iクワドラント(investor)
投資家のこと。事業、不動産などに投資している人です。(株の売買益などのキャピタルゲイン型はSクワドラントになります。)
投資家はお金でお金を作り出します。お金が自分の代わりに働いてくれるので、自分で働く必要はありません。
リスクと聞くと、左側のクワドラントは恐怖心を感じるが、このクワドラントに属するロバート・キヨサキは逆に心が躍るそうです。
ロバート・キヨサキは、「お金持ちになりたいと考えている人は誰でも、最終的にはこのクワドラントに来なければならない」と言っています。
例をあげれば、ロバート・キヨサキ、ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ジム・ロジャースのことです。
そして、投資家の頂点にいるのが「資産家」と言われる方たちで、世界でもほんの一握りしかいないそうですそうです。
資産家は、BとIの二つのクワドラントが融合しているといいます。
だから、両方のクワドラントから収入を得ていることになります。
ロックフェラー、フォード、ケネディ、カーネギーがその例です。
前出のビル・ゲイツも最近は財団を作り「資産家」の仲間入りをしたと言えるでしょう。
巨万の富を築き上げたケタ違いの金持ちたちでIクワドラントの人たちの最終的目標が、この「資産家」です。
左右のクワドラントの明らかな違いが分かっていただいたと思います。
やはりお金は左側のクワドラントから、右側のクワドラントに流れているのです。
つまりお金がある右側のクワドラントに行かなければ、いつまでも生活は豊かになりません。
また、ロバート・キヨサキは左側のクワドラントを「ラットレース」
右側のクワドラントを「ファーストトラック」とも表現しています。
お金の得方
お金の得方には大きく分けて2つあります。
一方が「労働型収入」、他方が「権利型収入」です。
ロバート・キヨサキの著書「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の10ページにもこのことが書かれています。
良くお金の流れを水の流れに例えます。
「労働型収入」はバケツで水を汲みに行く
「権利型収入」は家まで水路を引く
イメージがしやすいようにイラストにすると次のようになります。

どちらが良い悪いの話ではありません。
またどちらにもメリット・デメリットがあります。
クワドラントメリットデメリット
E・S行けばすぐに収入になる行けなくなったら収入がSTOP
収入の上限を自力で決めにくい
B・Iシステムが出来上がったら、
収入が入り続ける
すぐに収入になりにくい
収入になるまで多大な努力が必要
権利型収入については、このアニメーションが一番面白く分かりやすいです。
良かったらご覧ください。
最初は英語で始まりますが、本編は日本語ですのでご安心ください。